敗退行為3回の服部桜、母は「わざとじゃないんです」

スポーツ週刊新潮 2016年10月13日神無月増大号掲載

 戦うべきか逃げるべきか、それが問題だ――。豪栄道の初優勝に沸いた大相撲秋場所。その快挙の陰で、珍事が話題となっている。180センチ、67キロの軽量力士、服部桜(18)による「敵前逃亡」である。ハムレットばりに揺れたその胸中には、何が去来していたのか。

 ***

 白い仕切り線の手前に両拳をつく。立ち上がる。そして相手に触れようともせず前方に両手をつく。

 仕切り直し…。

 今度は立ち上がった直後に、まるでヘッドスライディングのように前方に飛んで倒れ込む。

...

記事全文を読む