民進・岡田代表の“超豪華”介護事情 寿司職人が出張に来る老人ホーム

政治週刊新潮 2016年7月14日号掲載

  • 共有
  • ブックマーク

 漢字を知らないバー通い好きに、原理原則を友として贈答品も受け取らない石部金吉。永田町には「怪人」が溢れているが、彼らとて人の子。超高齢社会に突入している現代日本には、誰もが避けて通れない問題が存在する。親の介護――。先頃物議を醸した麻生太郎財務相の「老後発言」に、激しく噛みついた民進党の岡田克也代表(62)。果たして、彼自身はどんな介護事情を抱えているのだろうか。

 ***

ご両親は超豪華老人ホームに

「90(歳)になって老後が心配とか訳の分からないことを言っている人がいた」

 6月17日、麻生氏がこう発言すると、お堅いことで有名な岡田氏は翌日、

「高齢者に失礼。介護などに不安を抱える国民の気持ちが全く分かっていない」

 と、即座に批難。本誌(「週刊新潮」)の取材に対して岡田氏は、

「私は、介護保険制度創設時の衆議院厚生委員会野党筆頭理事でした。以来20年、現場に足を運び、介護を必要とするお年寄り、ご家族、介護士やヘルパーさんなど様々な方々からお話を伺い、政策に活かしてきました」

 改めてこう強調するのだが、彼自身の「不安」に目を向けてみたところ、

「岡田さんのご両親は今、豪邸が建ち並ぶ東京・成城の老人ホームにいます」(岡田氏の知人)

 流通大手イオンの名誉会長である岡田氏の父・卓也氏は現在ちょうど90歳。彼は矍鑠(かくしゃく)としているものの、

「4歳下の奥さん、つまり克也さんのお母さんが1、2年前に脳卒中で倒れた。彼女が健康に不安を抱えていることもあって、現在、ご両親は老人ホームで暮らしているわけです」(同)

■「セカンドハウス」

 この施設は、介護業界では広く知られていて、

「入居するには最低1億円積まなければならない、超一流老人ホームとしてその名を轟かせています。フロントはホテル並みで、ロビーには作品が億で取引きされることもあるフランスの画家、カミーユ・コローの絵が飾られています。医師が24時間待機していて、美容室、ジム、シアター、麻雀ルームなども完備されている。レストランには夕食時、和・洋・中、30ものメニューが用意され、週1回、寿司職人が出張してくるなど至れり尽くせりです」(業界事情通)

 高齢者住宅の情報データベースを販売している「タムラプランニング&オペレーティング」の田村明孝社長が解説するには、

「高級ではあっても、併設されているクリニックに常駐するのは看護師だけだったり、レストランのメニューは2、3種類だけといった老人ホームが多いなかで、その施設はロケーションや建物の豪華さも加味して、老人ホームの格としては最上級と言えます」

 岡田氏の叔母が証言する。

「姉(岡田氏の母)夫婦がそこを買ったのは10年くらい前だったかしらね。都内の自宅を売らずに残したまま、いざという時のために購入したんですが、その施設に今、移っている。周りを桜に囲まれていて、とにかく眺めが良くて素敵な施設です。姉は現在、走れるくらいまでに回復して、そこで元気に生活していますよ」

 いわば「セカンドハウス」として、超一流老人ホームの一室を手に入れた岡田氏の両親。「介護などに不安を抱える国民」の多くにとっては別世界の話に違いないが、これもまた彼が20年にわたって足を運んできたと胸を張る「介護の現場」のひとつである。

「ワイド特集  富める時も貧しき時も」より