蓮舫、本心は党代表狙い…20人の推薦人は集まるか

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 古来、仏教において蓮の花は清廉の象徴とされてきた。根を泥沼に張りながらも、美しく白い花を咲かせるからだ。花ならぬ、白いスーツに身を包んだ蓮舫民進党代表代行(48)は3日、東京・中野駅前でこう訴えていた。

「答えを出す政治をやっていきます!」

“2位”ではなくて1位になりたい

 すでに当選を決めた彼女の“答え”を党関係者が解説する。

「都知事選出馬が取り沙汰された時、蓮舫さんは周囲に“小池百合子が出るなら、私も出馬して打ち負かしてやる”と話していました。だけど、それはただの冗談で本心は代表狙い。彼女自身、“岡田さんの役目は終わった。たとえ岡田さんが出馬しようとも、党の活性化のため、9月の代表選は出る”と漏らしています」

 だが、何事も上手くいかないのが世の常である。

「将来の総理を見据えて、衆院への鞍替えを画策していたんですけどね」

 と政治部デスク。

「当初の彼女のプランは、参院選全国比例での出馬でした。民主党時代、乙武さんに出馬を打診していて、彼を東京選挙区に、自身は比例にまわるつもりだったのです。比例なら、衆院選出馬のため、辞職しても名簿からの繰り上りで、議席は減りませんから。しかし、計画は頓挫。さらに、鞍替え先として、民維合併前には空白区だった東京6区を狙っていたのですが、今は旧維新の現職がいるため、容易に鞍替えできない状態になってしまいました」

 そこでまずは代表選というわけだが、難題は、20人が必要な推薦人集めである。

「出馬が有力視されるのは、細野豪志。すでに、松野頼久や馬淵澄夫らの支持を取り付け、推薦人は確保できる見込み。他にも玉木雄一郎らが色気を見せている。一方、蓮舫さんが所属する野田グループのコアメンバーは10名ほどです。ただでさえ民進党議員が減っている中で、党内支持をどれだけ得られるか。頭を下げて支援を求めることになります」(同)

 泥にまみれる覚悟が求められている。

週刊新潮 2016年7月14日号掲載

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