自民党の「夫」が民進党の「妻」を応援? 世耕官房副長官・林議員夫妻のウワサ

政治週刊新潮 2016年6月30日号掲載

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 夫婦といえども、むろん秘密はある。もっとも、2013年9月に結婚した民進党の林久美子参院議員(43)と自民党の世耕弘成官房副長官(53)の場合、こと仕事の話に関しては、お互い言えないことばかりだとか。そんな折、タブーをおかして林議員を夫がこっそり支援している、との怪情報が流れて……。

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民進党の林久美子参院議員(43)のツイッター

 官邸のナンバー3と民主党(当時)参院議員の結婚。自民党からは、民主に官邸の情報がダダ漏れになる、一方の民主党からは、林議員は将来、自民に鞍替えする、なんて陰口を叩かれたものだが、

「官邸では世耕さんも大変ですよ」

 そう話すのは、官邸関係者である。

「今年1月、林さんが通常国会の代表質問でアベノミクスと安倍総理を舌鋒鋭く批判した。その日、総理は世耕さんに“何でこんなことになるんだ”と怒りました。本人は“私は何も聞いてません”と弁明していましたが、まあ、そんなことで文句を言われてもね」

 林議員は、テレビキャスターを経て、04年に滋賀県選挙区から立候補。2期連続して当選している。地元記者によれば、

「本来、現職の林さんが有利なはずです。ところが、安倍内閣の高い支持率などが影響して、自民党が推す小鑓(こやり)隆史さんが健闘しています。民進、自民の情勢調査でいずれも林さんがリードを許しています」

■党本部に調査を

 最後まで勝敗の行方は分からないが、

「6月10日頃、県連の事務局からこんな情報が上がってきました」

 と明かすのは、自民党の滋賀県連幹部。

「小鑓さんは『滋賀県LPガス協会』から推薦を頂いている。ところが、その協会に所属する一部の企業が世耕さんと親しいとかで、林さんを支援している。さらに、協会にも林さんを応援するよう働きかけているというのです。自民党県連としては聞き捨てならない話ですから、党本部に事実関係の調査を依頼しました」

 別の県連幹部も言う。

「私が聞いたのは、世耕さんがガス関連企業の名簿を入手。それを林さんに渡したという話でした」

 滋賀県LPガス協会には県内にある約240の事業所が加盟している。同協会の担当者に聞くと、

「自民党本部から東京の全国LPガス協会に問い合わせがあり、『どうなっているんだ』と聞かれたのは事実です。ただし、こちらは自民、民進両方の候補に推薦を出しています。傘下の特定の企業から林さんを支援するよう要請されたことはありません。世耕さんの話も初耳です」

 当の世耕議員は、

「ご指摘のような噂があることは聞いていますが、働きかけなどは一切してません。今後も他党の支援をすることはありません」(事務所)

 林議員と親交のある評論家(元通産官僚)の八幡和郎氏はこんな意見。

「なあなあでやっているから痛くもない腹を探られるのでしょう。例えば、『選挙区にはお互い絶対入りません』『支援要請はしません』とか、2人の方針を世間に対して明らかにすべきです」

 応援したくてもできない世耕議員は、心中穏やかでないはずである。

「特集 『参院選』女たちの開戦通告」より