「年寄りが先に逝く」という常識を復権せよ〈医学の勝利が国家を亡ぼす 最終回〉

社会週刊新潮 2016年6月30日号掲載

 いずれ団塊の世代が後期高齢者になれば、医療費の膨張は今の比ではなくなる。それでも高齢者に延命治療を際限なく施せば、国家が亡びてしまう。この国を次世代に継承するために問われているのは、われわれの死生観である。すなわち、年寄りが先に逝く――。

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「90歳になって老後が心配とか、わけのわかんないことを言っている人がこないだテレビに出てた。“おい、いつまで生きているつもりだよ”と思いながら見てました」

 6月17日、北海道小樽市の自民党支部大会でこう語ったのは、麻生太郎副総理兼財務相。

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