遺産85億円モハメド・アリが稼いだ金…猪木戦ファイトマネーをめぐり拳銃も

エンタメ週刊新潮 2016年6月16日号掲載

 時間の流れは速くなるばかりで、すぐに白黒決着をつけ、とにかく前へ進むことを強いられる世知辛いこのご時世。だが、人生には時に「引き分け」も必要なことを先人は教えてくれる――。6月3日、敗血症ショックで息を引き取ったモハメド・アリ。享年74。日本人が真っ先に思い出すのは「世紀の引き分け試合」となったアントニオ猪木戦だが、そこではリング上の闘いとは別に、激しい「銭闘」も繰り広げられていた。

 ***

 1976年6月26日に行われたアリ対猪木戦。アリは立ったまま、猪木はリングに寝たままで、目立った「応酬」もなく引き分けで終わったこの試合は、当時、大凡戦と揶揄された。

...

記事全文を読む