“置き去り”大和くんの歩いた道を辿る 地元猟師「あの辺は熊の密集地」

社会週刊新潮 2016年6月16日号掲載

「ビビビビー」「ギギギギギ」「ビョッビョッビョッビョッ」。少年が“置き去り”にされた午後5時過ぎ。薄暮の森を1人歩いて行くと、耳に入るのは、野鳥の鳴き声と沢の音。砂利道を踏むザクザクという音が辺りにこだまする。頭上を旋回し続ける鳶。一体何を狙っているんだろう。さっき頭をかすめた巨大なカラスが、向こうの木に止まって思案気にこちらを見つめているではないか。辺りはどんどん暗くなる。ふと地元の猟師の言葉を思い出した。「あの辺は熊の密集地だ。今は腹が減ってイライラしてるしな」。

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