往年の力を失った藤川球児…火の玉ストレートなく“火ダルマ”寸前

野球週刊新潮 2016年5月26日号掲載

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 阪急阪神ホールディングスの株主総会は例年、個人株主がタイガースについて言いたい放題言う。そしてそれが翌日の新聞記事になったりする。

「今年は藤川球児(35)が槍玉にあがりそうですよ」

 と在阪スポーツ紙デスク。

阪神タイガースの藤川球児

 中継ぎや抑えで2度のリーグ優勝を経験した藤川は、12年オフにカブスに入団するも、シーズン中に故障し手術の憂き目に。結局、メジャーではこれといった活躍をすることなく、今季から古巣に出戻っている。

「既に新たな抑えがいたこともあり、先発として再スタートを切ることになりました。ただ、実のところ、首脳陣も球児に往年の力がないことはわかっていたんです。その証拠に、当初のローテーションの登板日は日曜日。翌日がオフなので、球児にはとにかく5回まで踏ん張ってもらって、あとはブルペンをフル稼働させて乗り切る算段でした」

 4月3日の今季2度目の登板では、6回零封で初白星。しかし、次戦から3戦連続でKOされてしまい、中継ぎに配置転換となった。

 5月14日、久々に中継ぎとしてマウンドに立った藤川だったが、局面は、一世を風靡した“勝利の方程式JFK”とは違って、1-3の2点ビハインド。

「いちおう1回を零点に抑えましたが、かつての“火の玉ストレート”はどこへやら。3安打されて“火ダルマ”寸前でした。速球派の晩年は淋しいものです」

 そういえば、藤川と同学年で、“速球派の晩年”が福岡にもいる。“怪物くん”の異名で甲子園を沸かせ、西武で2度のリーグ優勝に貢献、巨額契約でレッドソックス入りしたものの、やはり故障で手術を受けて出戻ってきたあの人である。

「球児の契約は2年4億円ですが、松坂は3年12億円で、しかもいまだに一軍登板ゼロ。チームが強いので、あまり問題視されていませんけど……」

 ソフトバンクファンの皆さんも株主総会で是非!