パナマ文書騒動でも止まらない富の流出 “いたちごっこは続く”

国際週刊新潮 2016年4月21日号掲載

 近年、世界各国が、自国からの富の流出を恐れて、タックスヘイブンやプライベートバンクへの規制を強化している。

 ジャーナリストの山田順氏が言う。

「例えば、アメリカは、2014年からFATCA(外国口座税務コンプライアンス法)を施行し、IRS(歳入庁)が海外にある銀行に米国人の口座の開帳を求めることが出来るようにしたのです。スイスにあるプライベートバンクは、最初、その要請を固辞していたのですが、ついには求めに応じざるを得なくなった。スイスの銀行ですら危ない、と感じた人々は、次々にプライベートバンクからお金を引き揚げて、タックスヘイブンへと資金を移していきました」

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