セブン&アイの権力闘争……セブン‐イレブン社長が取締役会を振り返る

企業・業界週刊新潮 2016年4月21日号掲載

 東京都千代田区二番町、マンションやビルが林立する一画に「セブン&アイ・ホールディングス」の本社はある。4月7日午前9時半頃、本社9階にある大会議室に参集した15人の役員たちは、果たして平常心でいられたかどうか。この日の取締役会では、同社の中核子会社である「セブン‐イレブン・ジャパン」の井阪隆一社長(58)を交代させる、新たな人事案が提案される予定になっていた。その人事案を主導したのは、日本のコンビニモデルを作り上げた「流通の神様」、鈴木敏文会長(83)。件(くだん)の人事案が取締役会で否決されること、それは、長きに亘って会社に君臨してきた鈴木会長にノーが突きつけられることを意味していた。

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