イスラム国に入りたかった「時給850円」フリーターの日々是好日

社会週刊新潮 2016年4月7日号掲載

 自分で考えろ。誰も脳味噌を貸してはくれない――。作家・曽野綾子氏が『アラブの格言』に綴った警句は、砂嵐とも戦闘とも無縁な国に生まれた23歳のフリーター青年の目には留まらなかった。彼がすんでのところでイスラム国入りを免れたのは、もはや神の御加護によるものと言う他ない。お蔭で今日も、日々是好日の有り難味を噛み締めることが出来るのだから。

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 イスラム国はついに“日本人戦士”を雇い入れたのか。3月22日、トルコの軍警察がイスラム国入りを試みた数名のシリア人と、日本人の青年を拘束したと報じられたのはご承知の通り。

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