オランダは犯罪者減少で「刑務所職員」に失業危機

国際週刊新潮 2016年4月7日号掲載

 世に犯罪なかりせば――警察は不要、検察も無用、裁判所も要らず、刑務所は廃止。夢のようだが、現に「犯罪が減ったから刑務所を減らす」と宣言した国がある。オランダである。

「3月21日、オランダ法務省は犯罪件数が今後5年、毎年0・9%ずつ減少する見込みと発表しました。1万3500ある刑務所の房は現在すでに3分の1が“空室”、これは刑務所5カ所分に相当します」(現地記者)

 オランダと言えば飾り窓、売春も大麻も合法で治安がことさらよいと思えないが、実刑判決が減少したとして政府は2013年、85ある刑務所のうち19を18年までに閉鎖予定とした。

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