「菅」官房長官の人事横槍が恐ろしい「田中一穂」財務省事務次官

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 中央官庁のトップ人事は「10年先まで決まっている」と言われる。政権の介入を避けるため、将来の次官候補を早めに決めておく官僚社会の知恵だが、菅義偉官房長官を怒らせてはこの不文律も風前の灯。時の権力者の逆鱗に触れた財務省の田中一穂事務次官は戦々恐々だという。

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 順当にゆけば、霞が関では6月にも新しい財務省事務次官が誕生する。田中一穂氏が退任し、かねてから有力候補と言われてきた佐藤慎一主税局長が昇格するという人事だ。

 財務省担当の記者が言う。
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