「巨人はロッテより弱い」でどん底を見た元近鉄「加藤哲郎」

野球週刊新潮 2016年3月17日号掲載

〈九勝六敗を狙え〉(『うらおもて人生録』新潮文庫)。名うての雀士としても知られた作家の色川武大(別名・阿佐田哲也)は、人生を大相撲に擬(なぞら)え、勝ちすぎても負けすぎてもいけず、ほどよく勝ち越すくらいがちょうどいいのだと説いた。しかし、その「ほどよく」が難しい……。勝ちすぎた挙句、負けすぎてしまった伝説のプロ野球日本シリーズの「主役」が、〈3連勝4連敗〉人生を振り返る。

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 1989年、近鉄バファローズ(当時)と巨人による日本シリーズは、今でも語り草となっている。

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