なぜ借金大国「日本の円」が安全資産とされているのか?

企業・業界週刊新潮 2016年2月25日号掲載

 バブル期の“土地”や、3・11以前の“原発”はもとより、いかなる安全神話にも絶対はありえない。それは“円”も同じであろう。だが、日本の財政赤字が1000兆円を超えたいまも、大規模な金融危機が叫ばれるたびに円買いは加速する。借金大国・日本の通貨が“安全資産”の座を保ち続けているのは何故なのか。

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 円の急騰ぶりは、もはや看過できない水準に達しつつある。日銀がマイナス金利を導入した直後こそ、1ドル=121円をつけた円相場だが、今月11日のロンドン市場では一時110円台を記録。

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