「暗殺国家」と名指されても「プーチン」の面に小便

国際週刊新潮 2016年2月4日号掲載

 マリー・キュリーが夫のピエールとともに、1898年に発見したポロニウム。当時ロシア占領下にあった彼女の祖国ポーランドの解放を願ってそう名付けられたが、この事件を彼女が聞けば泉下で何を思うだろう。

 2006年、ロシアの情報機関FSBの元職員で、英国亡命中だったアレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件だ。

 1月21日、英国の独立調査委員会が発表した報告書によれば、実行犯は2名、殺害に使用されたのはポロニウムの放射性同位体であるポロニウム210。殺害はほぼ間違いなくFSBの指示だったとし、プーチン大統領承認の下で実行された可能性が高いという。

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