“いざ、ビッグバンへ!”を連呼する「幸福の科学」大川隆法総裁〈なぜ「新興宗教」指導者の演説に惹きつけられるのか(1)〉藤倉善郎

社会週刊新潮 2016年1月14日迎春増大号掲載

 今や信者数が1000万を超えるものまである新興宗教の世界。何故、数多の人がのめり込むのか。“吸引力”の枢要は、指導者の演説にあるという。ジャーナリストの藤倉善郎氏が“カリスマ教祖”たちの話術を分析し、聴衆を惹きつけ魅惑する秘密の“仕掛け”に迫る。

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 壇上に立った男は、少し神経質そうな様子で用意したメモに触っている。会場には彼の話を聞こうと数多の人が集まり、ざわついていた。私語が飛び交い、ざわめきはなかなか収まらない。1分経ち、2分が過ぎ、3分が経過しても、男は一言も発しようとしない。

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