国家を語る「田中角栄」音声データを出版させない「田中真紀子」

政治週刊新潮 2015年12月31日・2016年1月7日新年特大号掲載

「聞き取りにくいダミ声ながら、聴衆の心を掴んで離さない」と、田中角栄元首相の演説は昔も今も評価が高い。その角栄が天下国家を論じた貴重な肉声が、ジャーナリストによって残されていた。角栄の二十三回忌に合わせて出版が予定されていたが、直前に真紀子氏(71)から横槍が入り、計画は頓挫してしまった。

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 出版中止に追い込まれたのは、国書刊行会が版元の『角言録 未発表「田中角栄を聴く、生の声八時間」』というCD付きの書籍。音声を保管していたのはモンゴル日刊紙東京特派員の佐藤修氏(70)で、ロッキード事件で角栄が逮捕された後、初めて角栄の取材記事を報じた人物だ。

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