「毎日新聞が飛び降りた」特ダネ解禁の裏事情 解決が遠のいた王将社長射殺事件(2)

社会週刊新潮 2015年12月24日号掲載

 12月13日、新聞各紙が一斉に王将社長殺害事件について「現場遺留品に組関係者のDNA」と“新事実”を横並びで報じた。こういった報道が出るということは一見解決が近いようにみえるが、それは大きな勘違いである。なぜ今回の“新事実”が飛び出したのか? そこからは新聞各紙の焦りと京都府警の苦衷が見てとれる。

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 今回の記事はいかにして日の目を見ることになったのか。そこには、“特ダネ”を巡る各紙の鍔迫り合いがあった。

「現場に落ちていたタバコの吸い殻に付着していた唾液のDNA型が、工藤会組員のものと一致している、という情報を各紙が徐々につかみ始めたのは、今年の夏以降でした。

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