「岸井成格」降板情報で「NEWS23」の呪いが解けない

芸能週刊新潮 2015年12月17日号掲載

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 TBSの看板報道番組『NEWS23』が、迷走を続けている。メインキャスターの膳場貴子アナ(40)が産休中に、ニュース解説を担当する岸井成格(しげただ)・毎日新聞特別編集委員(71)の降板情報……。悪い話ばかりが続き、これは何の呪いなのか――という声も上がっている。

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 最初の“呪い”が、山本(現・中西)モナであることは、あらためて言うまでもない。細野豪志衆院議員との路チューを報じられ、抜擢から1カ月ももたずに番組を降りたのである。

 TBSの報道スタッフが言う。

「その後、筑紫哲也さんに代わって、当時、共同通信社の編集局長だった後藤謙次さんを新キャスターに迎えたにもかかわらず、視聴率が取れないからと1年ちょっとで首を切った。憤慨した後藤さんはそれ以降、TBSに一切、出演しなくなったのです」

 さらに、そこに加わった呪い……。

 一般男性と再々婚を果たした膳場アナが12月初め、第1子となる女児を出産したのはご存じの通りだ。

 彼女自身は番組続投を希望しているらしいが、その一方で、相方とも言うべき岸井氏が来春にも降板するという話が持ち上がった。

 全国紙の記者が言う。

「11月中旬、読売と産経新聞に、全面を使った意見広告が掲載されました。それは、作曲家のすぎやまこういちさんが代表の『放送法遵守を求める視聴者の会』という団体が出したもの。“メディアも安保法案廃案の声を上げるべきだ”という岸井さんの番組内での発言は、放送法に違反するという内容でした」

 その意見広告をきっかけに、TBSが安倍自民党の圧力に屈し、岸井外しに動いたと囁かれ始めたのだ。

■世間の反発

 しかし、別の報道局スタッフによれば、

「そもそも、『NEWS23』は、来年の4月から大幅にリニューアルをする予定になっていました。そこで、2年半以上出演している岸井さんもそろそろお役御免に、という意見は確かにあった。その後任として名前の挙がったなかの1人に、朝日新聞特別編集委員の星浩さんもいました。ただ、問題なのは、その意見広告を機に、まだ検討中だった人事の話が外部に漏れたことです。蚊帳の外に置かれた岸井さんは、すっかり機嫌を損ねてしまいました」

 さらに、膳場アナについても、

「番組降板を女性週刊誌などに報じられると、膳場さんは自身のフェイスブックで誤報だと否定していました。ですが、正直なところ、続投が決定しているわけでもありません。乳飲み子を抱えた母親を深夜に働かせることで、TBSが世間の反発を買う恐れがあるからです。人事が迷走してばかりなので、局内では、いつまでも呪いが解けないと揶揄されています」(同)

 さて、岸井氏に話を聞こうとしたものの、

「降板について、一言も聞いていません」

 と言うのみ。

 報道のTBSが復活するには、まだまだ遠い道のりがありそうだ。

「ワイド特集 師走の独走 迷走 大暴走」より