母の入居先候補として検討した「疑惑の老人ホーム」 低賃金の重労働が「介護現場」をここまで荒廃させた!(1)

社会週刊新潮 2015年12月10日号掲載

 国民の4人に1人が65歳以上という超高齢化社会が到来し、一層の注目を集める“介護問題”。だが、その現場は閉塞感に覆われ、利用者も職員も不安の渦中にいる。国際政治学者の天川由記子氏が自身の介護体験を踏まえ、荒廃した介護現場の“闇”をレポートする。

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 過酷な労働と低賃金に喘ぐ職員に、不祥事ばかりが取り沙汰される事業者、さらに、改善の道筋を示せない国と行政。その陰で、不安と隣り合わせの日々を過ごし、時として命の危険に晒される高齢者たち――。

 安倍政権は目下、“1億総活躍社会”の重要課題として“介護離職者ゼロ”を掲げ、様々な緊急対策を講じようとしている。

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