浅尾美和2世という「ビーチバレーの新星」がぜんぜん勝てない!

スポーツ週刊新潮 2015年12月3日号掲載

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 浅尾美和(29)の引退後、注目度が下がっていたビーチバレー界に、新星誕生! 浅尾2世の呼び声高い坂口佳穂(19)の人気が上がるにつれ、再ブームの兆しが見えてきたが、佳穂ちゃん、ちっとも勝てないのだ。

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「これは精力的に活動されている方に贈る賞で、今年が2回目。今後、オリンピックに向けて活動されるのではないか、という期待から彼女を選びました」

 と、虫刺されや肩こりに塗る「キンカン」で知られる金冠堂の広報担当者。

 11月17日に授賞式が行われたその賞とは「キンカンAWARD」で、受賞したのは坂口佳穂。ビーチバレー界の新星だが、「オリンピックに向けて」と言われると、いきおい期待が膨らむではないか。ちなみに昨年の受賞者は、ロンドン五輪の代表、体操の田中理恵と水泳の入江陵介だったから、なおさらだ。

 予備知識がない方のために、スポーツ紙記者に解説を願うと、坂口選手は、

「今年の夏、ファンが“浅尾っぽい子がいるぞ”と声を上げて注目を集め、露出が増加えました。高校時代はBS-TBSの『BSブランチ』という番組に、タレントとして出演していましたが、ビーチバレーを始めて人気に火がつきました」

 では、東京五輪に期待がもてる選手なのか。

「日本の女子ビーチバレーのトップ選手は、西堀健実と溝江明香(さやか)ですが、世界ランクは20~30位の間。リオ五輪出場も微妙です。そんななかで坂口は日本ランク38位ですから、人気はトップクラスでも、実力は全然伴っていません」(同)

 このごろ、『行列のできる法律相談所』をはじめ、バラエティ番組ではよく見かける坂口だが、肝心のビーチバレーは、今年は6大会に出場し、よくて9位。最終戦は2戦2敗という体たらくなのである。

■サーブレシーブが下手

 そんな坂口がビーチバレーを始めたのは、

「アトランタ五輪の代表で、シドニーと北京五輪では代表監督だった瀬戸山正二氏に誘われたから」(同)

 だというので、くだんの瀬戸山氏に聞いてみた。

「坂口選手の父親と知り合いで、“うちの娘もバレーボールをやっている”と言うので、一昨年10月、彼女が高3のとき、川崎市長杯に連れていきました。試合を観て楽しそうだったので、“やってみないか”と誘うと“やってみたい”と。中学までバレーボールをやっていたというんです。昨年、大学入学と同時に僕がやっている川崎ビーチスポーツクラブに入って、一生懸命練習していますよ」

 でも、勝てないようで。

「まだ始めたばかりで、実力云々どころではない。筋肉もついていないし、サーブレシーブが下手くそ。サーブに対する準備が遅いんです。いいのはトス。身体が柔軟なので、練習をこなせばレベルは上がるでしょう。東京五輪? そんなレベルじゃないですから」

 では、本人の意気込みはどうなのか。だが、本人を直撃してみたが、疲れたから話したくないんだそうな。駆け出しからあまり大物気取りじゃ、伸びないよ、佳種ちゃん!

「ワイド特集 絶頂期の盲点」より