「雅子さま」12年ぶり出席「園遊会」に「ラブホ長者」列席の万感

企業・業界週刊新潮 2015年11月19日号掲載

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 偶然拾った一本の藁から、大きな屋敷を手に入れたのは、昔話の「わらしべ長者」。以下は、一軒のラブホテルのリニューアルから年商150億円企業のトップに。園遊会にも招かれるようになった、現代の「ラブホ長者」のお話である。

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 園遊会は毎年、春と秋に行われる。今秋も11月12日に赤坂御苑にて開催されるが、注目度はいつにも増している。皇太子妃・雅子さまが、12年ぶりに出席されるのだ。

「出席」といっても、姿をお見せになるのは冒頭の式典だけで、招待客との懇談には出られない予定だが、それでもニュースはこの“絵”を数多く流すはず。

 しかし、

「こちら大阪の実業界では、別の列席者の話題で持ちきりですよ」

 と言うのは、在阪のさる企業経営者である。

 彼が指摘するのは加藤友康氏(50)という人物だ。

 全国に高級ホテルや旅館、スパ、知られたところでは、うどん専門店『つるとんたん』などを経営する『カトープレジャーグループ』は年商150億、従業員2000名超を誇る。加藤氏はその社長兼CEOである。

「最近では、やり手ビジネスマンとしてメディアによく取り上げられています。でも、もともとはラブホテルの経営者。昭和の終わりに親父から引き継いだ一軒を教会風に改築したところ大当たり。『チャペル・シリーズ』として同じようなハコをバンバン建てて富を築き、今のグループを作り上げたのです。が、最近はその過去を表に出さないこともあって、今回の招待も“ラブホ成金が皇室とお近づきかよ!”と陰口を叩かれています」(同)

■風雲児の革命

 成功者がやっかみを受けるのは世の常だが、加藤氏がその世界で“風雲児”と呼ばれたのは紛れもない事実。『ラブホテル進化論』の著者・金益見(きむいっきょん)氏によれば、

「チャペルホテルは、日本で5本の指に入る、大手ラブホグループ。かつてこの業界はベッドが回転するなど、ゴージャスな仕掛けを売りにしていましたが、リピート客を作れなかった。そうした中、加藤さんは、ケーキをサービスしたり、焼きたてのパンを出す、アメニティを充実させるなど、ソフト面のサービスを打ち出し、ラブホをカジュアル化させることに成功したのです」

 この、業界で“革命”と呼ばれる路線によって、現在、「チャペルホテル」は全国に80店舗以上を持つまでに。加藤氏は05年、なぜかこの運営会社の経営から手を引いたが、個人として筆頭株主のままである。

 園遊会の招待者の選定は、

「国会議員や地方議員の他、各省庁が“各界功績者”として、推薦したい人物を宮内庁に提出する。表彰を受けた人や、省庁の仕事に貢献した人物が選ばれます」(皇室ジャーナリストの山下晋司氏)

 同社はここ数年、破たんした公共リゾート施設の再生にも取り組んでいるから、その辺りが評価されたということだろうか。

 当のご本人からはコメントをいただけなかったが、とまれ、かくして「性」から「聖」の世界へと転身を遂げた加藤氏。当日は、己の来し方を振り返り、万感の思いで雅子さまを見上げることになるに違いないのである。

「ワイド特集 残念なお知らせがあります!」