[独占公開]目撃者が証言した「高木パンツ大臣」犯行車両のナンバー

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 ついに高木毅・復興相(59)の「下着ドロボー問題」が衆議院予算委員会の場で取り上げられたが、そんな折も折、発覚した新たな事実。それは高木氏が使用した犯行車両のナンバーである。

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高木氏がシラを切り続ければ今後も一つ、また一つと証拠や証言が出てくることは間違いない

 彼女が暮らしているのは、ある地方都市だ。子どもたちはすでに手のかからない年齢に達し、旅行に趣味に、と日々を満喫している。しかし言うまでもないことだが、どれだけ幸せに満ちた時間を積み重ね、充実した人生を送ろうとも、過去の忌々しい記憶が完全に消え去ることはない。単に下着を盗まれた、というだけではなく、犯人は合鍵まで作って家に侵入し、白い手袋を装着してタンスを物色するという用意周到さだった。その時に感じた言い知れない恐怖は、彼女の心に深く刻みこまれているはずだ。

 犯人はその罪を償うことなく、ほどなくして国会議員バッジを胸につけた。選挙のたびに「下着泥棒」と揶揄する怪文書が地元でばら撒かれたが、「対立陣営が流しているデマ」と言い張って当選を重ね、ついには念願の大臣の椅子に座ることに成功した。しかし、いくら嘘で糊塗して汚れた過去を覆い隠そうとしても、彼の手には残っているはずだ。手袋をして下着を手に取った時の感触が。倒錯の快楽で痺れたようになった脳髄の感覚、愉悦が――。

■「そうした事実はございません」

 11月10日、衆議院の第1委員室にいたその犯人、高木毅・復興相は事件当時の感触や感覚を思い出していただろうか。「閉会中審査」という形で行われた予算委員会。質問に立った民主党の柚木(ゆのき)道義議員は、高木氏が地元有権者に香典を渡したり、葬儀に枕花を出していた問題をまず追及し、それから「下着ドロボー問題」について問い質した。“下着ドロ”が予算委の議題になったのは、憲政史上初めての出来事に違いない。

(柚木議員)
「どういう言葉の使い方をしたらいいのか、本当に戸惑うわけですが、報道通りだとすれば、女性宅への不法侵入かつ下着の窃盗ということになるのだと思います。大臣は、一連のこの報道を、すべて事実無根ということで、会見でおっしゃられています。私は複数の方、目撃者の方も含めて直接お話をうかがいました。私が本当に不思議なのは、そういった方々が嘘の証言をする必要があるのかなと思うんですね。大臣は事実無根だとおっしゃっている。そのことに対して、証言をいただいた方は、本当にお怒りです。“私たちが嘘をついているのか”と。大臣、私は真実を知りたいんです。事実無根と言い切れる根拠をお示しいただけませんか」

(高木大臣)
「たびたび申しておりますが、そうした事実はございません」

(柚木議員)
「根拠は?」

(高木大臣)
「それはわかりません。委員もたぶん聞いたと思いますけど、選挙のたびにそういう噂が出ているのは承知しておりますが、そういったものがなぜ出るのかということは、私は存じ上げません」

(柚木議員)
「委員長ですね、これは明確に食い違います。私は本当にいろんな方に証言、ご協力いただいています。これは調べればわかることです。ぜひ、資料請求をお願いしたいんですが、当時、その被害に遭われた方は銀行の行員さんです。そういうことが起こったのが、1987年から88年頃ではないかと推察されます。当時、そういうことが起こったのであれば、敦賀署、県警、警察庁などに一定の資料が必ず残っております。ぜひ、資料を調査していただいて、調書が全くそこから出てこなければ、事実がなければ大臣の潔白が証明できます。ですから、ぜひ、この委員会で調書などの調査をいただきたいと思いますが、お願いできますか」

(河村建夫予算委員長)
「理事会を終えて、協議させていただきます」

(柚木議員)
「安倍総理、今の一連のやりとりをお聞きになられていたと思います。安倍総理、なぜこういう方を任命されたのか。安倍総理、今のやりとりを聞いて、復興大臣を更迭されるお考えはありませんか?」

(安倍総理)
「当然、政治資金に関わることについてはですね、しっかりと襟を正して、説明責任を果たしていくことが大切だろうと思います。また、週刊誌等の報道につきましてはですね、私自身も全く根拠のない報道をよく最近されているところでございますが、政治家がそういう立場に立ったら、告訴しなければならないということではもちろんないんだぞ、と。その時々の判断だと、このように思うわけであります」

(柚木議員)
「到底、納得できません。最後に委員長にお求めをします。大臣の発言を到底、真実とは認識できません。したがって、議院証言法に基づく偽証罪が適用される証人喚問を求めて、私の質問を終わります」

■事件を巡る“証拠”

 質問の中で柚木議員が指摘した通り、「事実無根」と言う高木氏に対し、事件の関係者の一部は確かに怒っている。その1人が事件の目撃者で、

「高木さんがなんで辞めへんのか分からへんけど、事実無根なんてありえへん。この目で見たんやから」

 と憤慨し、自宅の奥から古びたアイロン台を引っ張りだしてきた。その隅には、こう書き留められている。

〈福井56 や 14-47〉

「当時、私が犯行車両のナンバーを見てアイロン台に書き留めたのは以前お話しした通りやけど、それがこれですわ。車は白っぽい色で、中に作業着姿の高木さんがいたのを覚えてます」

 約30年の時を経て表に浮上した、事件を巡る“証拠”の一つ。高木氏がシラを切り続ければ今後も一つ、また一つと証拠や証言が出てくることは間違いない。

「特集 目撃者が犯行車両のナンバーを証言! 『パンツ大臣』が獲物を物色した昭和末期『ミス敦賀コンテスト』」

週刊新潮 2015年11月19日号掲載