褒章から7年「青木功プロ」旭日小綬章のワケ

スポーツ

  • ブックマーク

Advertisement

 秋の叙勲が発表となり、今年8月まで、12年にわたって本誌(「週刊新潮」)でコラム『おれのゴルフ』を連載して好評を博した、プロゴルファーの青木功さん(73)に「旭日小綬章」が授与されることになった。

プロゴルファーの青木功さん

 青木プロが叙勲の栄誉に浴するのは、2008年の「紫綬褒章」に続いて2度目。政治部記者が解説する。

「旭日小綬章は、国や社会に対する功労や顕著な功績を挙げた人に贈られます。具体的には政治や経済、芸術や文化、スポーツなどの各界で生涯にわたり大きな功績があったと認められた場合で、対象は原則70歳以上とされています」

 旭日章には大綬章、重光章、中綬章、小綬章、双光章、単光章と6種類がある。受章者には、日の丸をあしらった「日章」を中心に旭光と呼ばれる光線が配された勲章に加え、「勲記」という賞状が贈られる。

「一方、褒章は勲章と同様、各界で顕著な活躍や業績を挙げた場合に贈られますが、年齢に制限はありません。種類は紅綬、緑綬など6種類で、紫綬褒章は学術やスポーツ、芸術文化分野が対象とされます。昨年春には、ソチ五輪で金メダルを獲得したフィギュアスケートの羽生結弦選手が選ばれています。青木プロは現役生活を続けながら、ジュニアの育成やチャリティに熱心に取り組んでいます。そういう社会的な活動が改めて評価されたのでしょう」

 青木プロは、11月2日の会見で、

「好きなゴルフで人生を送って来られたのも、多くの方に助けられたから。これからもゴルフを通じて、社会への貢献、ゴルフ界の役に立っていければと思っています」

 と、感慨深げに喜びを語った。11月10日には、夫人とともに天皇陛下に拝謁する予定だ。

週刊新潮 2015年11月12日号掲載

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。