議員会館が「衣装部屋」と化す「公明マドンナ」の戦い

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 ココ・シャネルは言う。

「装いは『知恵』、美は『武器』、そして謙虚さは『エレガンス』である」と。

 その点、「公明のマドンナ」こと、佐々木さやか参院議員(34)は「武器」をお持ちのようではあるが、それなら「知恵」の方はどうか。

「松あきら元副代表の後継として、一昨年の参院選に神奈川選挙区から出馬するや、その目鼻立ちのくっきりした美貌から注目を集めた彼女ですが、当選後はイマイチ振るいません。元弁だけに『超』がつく真面目で、記者が質問しても気の利いた答えは返って来ないし、いつも白いジャケットに白いスカート、グレーのパンツといった地味な服装をしているからか、国会の中を歩いていても、全くオーラがない」

 と政治部デスクが言えば、公明党関係者はこんな話を打ち明ける。

「実は、参議院議員会館の佐々木さんの事務所へ行くと、奥にある執務室の壁際にハンガーラックがあり、ピンク、青、黄色といったカラフルなスーツがずらりとかけられているんです。いわゆる“勝負服”という奴で、パーティーやフォーマルな会食に行く際に着替えるのだそうですが、普段からそのくらい目立ってくれればいいのにねぇ」

 というのも、彼女には大事な「戦い」が控えているのである。

「来年の参院選に神奈川選挙区から出る新人候補の選対本部長に就任したのですが、とにかく控えめで、自己主張が乏しい。選挙の経験値もないので、地方議員におんぶに抱っこになってしまうのは仕方がないにしても、せめて場の空気を明るくするような“華”になって欲しいものです」(同)

 佐々木議員において、謙虚さは「ナンセンス」。装いもまた「武器」である。

週刊新潮 2015年10月22日号掲載

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