日本人というだけでカリブのオタクに尊敬されて――風樹茂

国際新潮45 2015年9月号掲載

 欧米でアニメや漫画が人気なのは報じられるけど、海をへだてた地球の裏側にもオタクが存在していたとは。

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 メキシコ、アルゼンチン、チリ、ブラジル、ペルーなどの中南米諸国で、日本のアニメが放送され、オタク文化が認知されているのは、何の不思議もない。日系人がいる、日本の援助が様々な役割を果たしてきた、教育水準もそれなりに高い。社会は世界に開かれている。それらの国々では、親愛や尊敬の眼差しで、晴れて私は「ハポネス」と呼ばれる。

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