【がん診断】ノーベル賞技術「テロメスキャン」はPET検査で異常なしの極小がんを捉える(3)

ライフ週刊新潮 2015年9月24日菊咲月増大号掲載

“幽霊の正体見たり枯れ尾花”とはいえ、目に見えない恐怖が何より我々を萎縮させるのは事実。知らぬ間に体内で増殖し、突如として生命を脅かすがんもその例に漏れない。だがいま、ノーベル賞を獲得した技術が病魔という名の“幽霊”を捉えつつあるのだ。

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 早期発見の“切り札”とされるPET検査でも、がん細胞が5ミリ程度に成長しなければ探り当てることはできない。そうしたなか、注目を浴びているのが“テロメスキャン”なる薬剤だ。

 岡山大学の藤原俊義教授(消化器外科)は、「がんを目視したい」との願いが、開発のきっかけになったと明かす。

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