「殺人老人ホーム」暴虐の日常

社会週刊新潮 2015年9月24日菊咲月増大号掲載

 老人ホームは終の棲家かもしれないが、いったい誰がそこで変死したいものか。短期間に3人もが転落死していた「Sアミーユ川崎幸町」には、虐待も窃盗も茶飯事の「暴虐の日常」があった。しかも、そんな恐ろしい実態は、必ずしも例外的ではないという。

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 老人ホームヘの入居は、本人にはもちろん、家族にとっても、大いなる決断であるに違いない。多額の費用がかかるのもさることながら、死への準備ともいうべき道程を、そこで歩みはじめることを意味するのだから。いわば人生の最終章の彩りが、老人ホームの善し悪しに左右されるわけである。

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