ネットフリックスに狙われた“梅ちゃん”「堀北真希」

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 テレビ業界ではさっそく“黒船来襲”と騒がれている。全世界で約6500万人の加入者を持つ米国発の映像配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」日本版が、9月1日に上陸を果たした。料金は月額最低650円からで、加入すれば、アカデミー賞ノミネートの映画や話題の海外ドラマ、アニメなどが、自宅テレビや携帯端末で見放題という触れ込みだ。

『梅ちゃん先生』で主演の堀北真希

 で、肝心の中身は、ライバルの日本テレビ系「Hulu」や「dTV」を意識してか、総タイトル数は非公表。なので、馴染みの日本国内のドラマをチェックしてみれば、視聴できるのはわずか35本! 8割を協力関係にあるフジテレビ系が占めて、残り2割はネットフリックスのオリジナル1本と、民放はテレビ東京が『孤独のグルメ』などの深夜ドラマのみ。しかし、NHKは4本ある。2012年に放映された堀北真希主演の朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』、11年放送の『カーネーション』、大河ドラマでは『天地人』(09年放送)と、『江~姫たちの戦国~』(11年放送)だが、なぜ梅ちゃんが選ばれたのか?

「事業者から要望があった場合、一定の条件のもとで可能なコンテンツを提供しています」(NHK広報)

 一定の条件とは放送法のこと。NHKの再放送などに支障がない限り、という縛りの結果、配信を許されたのが『あまちゃん』ではなく、『梅ちゃん』だったというワケである。

 真希さんにも、“雀の涙”ほどのギャラが入るようだ。

週刊新潮 2015年9月17日号掲載

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