「落合博満」の名も飛び出す「オリックス」監督選び

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 成績不振の責任を取って6月2日から休養していたオリックスの森脇浩司監督(55)が、8月31日付で正式に退任した。

 後任の監督候補には、さまざまな名が挙がっている。「ベストは“イチロー選手兼任監督”なんですが」

 と全国紙デスクが語る。

「先日も、日米通算の出塁数で日本記録を更新し、大きな目標である“メジャー3000安打”が見えてきた。マーリンズも再契約に前向きで、古巣のオリックスが声を掛けられる状況ではありません」

 本命は、福良淳一監督代行(55)の昇格だ。3年前も、岡田監督の休養により森脇コーチが監督代行となり、そのまま監督に昇格した。福良監督代行就任後もチームは30勝36敗1分(6日現在)と負け越しているが、就任前まで19勝34敗1分だったことを考えると、そこそこ頑張っていると言える。

「瀬戸山球団本部長が“仰木監督に重なる名将タイプ”とべたぼめ。選手からの信望も厚い。ただ、いかんせん地味すぎる」

 対抗馬は梨田昌孝氏(62)。

「近鉄時代最後の監督で、優勝実績もあります」

 ダークホースはアレックス・ラミレス氏(40)。オリックスとは無縁に思えるが、

「6月に球団の“巡回アドバイザー”に就任しています。不振のブランコの話し相手として契約したのですが、実は監督候補としても取り沙汰されています」

 そして大穴が、現在中日のGMを務める落合博満氏(61)である。

「オリックスとはあまり縁がないんですが、3年前も候補としてリストアップされていました。宮内オーナーは、“強くなるならカネをかけてもいい”が、“弱ければ問答無用でクビ”というビジネスライクなタイプですから、“オレ流”の落合さんと気が合いそう。中日は今季ボロボロで、落合さんも居座り辛い状況なので、オファーするには絶好のタイミングです」

 試合よりこんな話の方が盛り上がるとは。トホホ。

週刊新潮 2015年9月17日号掲載

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