一滴の尿の匂いで発見率96%は体長1ミリの線虫「C・エレガンス」

ライフ週刊新潮 2015年6月11日号掲載

 実験用のペレットにがん患者の尿を一滴垂らす。すると、体長1ミリ、無色透明の彼らは大挙して滴(しずく)の部分を目指し、移動し始めるのだった。この生物の正体は、地中に大量に生息する線虫。名を「C・エレガンス」という。線虫は犬同様、人間の1億倍以上の嗅覚を持つ。一方、がん患者には特有の匂いがあり、彼らはこれがお好きなようで、みるみる吸い寄せられるのだという。

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 今年3月、九州大学が発表した、がんの線虫検査法「n-nose」は驚嘆に値するものだった。

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