「橋下ベイビーズ」大阪市議たちの乱痴気写真が流出した橋ロス症候群

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 戦いすんで日が暮れて――。「大阪都構想」の住民投票が反対多数との結果となってから、はや2週間余り。一部では、橋下徹・大阪市長(45)の政界引退表明を惜しみ、喪失感を表明する声が上がっており、それを「橋ロス現象」と言うのだとか。が、ここへきてそんな感傷的な雰囲気を吹き飛ばす、信じ難い「乱痴気写真」が流出して……。

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 もっとも、「橋ロス」に悩んでいるのは一部の大阪市民に限らない。絶対的なトップを失うことになる「大阪維新の会」所属の市議や府議などの「橋下ベイビーズ」が抱える「橋ロス」は、人生を左右する大問題だけに、より深刻だ。

「現在、大阪維新の会に所属する市議と府議は合わせて79人。彼らは橋下人気だけを頼りに当選してきた議員で、橋下さんがいなくなれば路頭に迷うのは目に見えている。方々から“今後、どうしたらええんやろ”という溜息が聞こえてきます」(大阪市政関係者)

 本田リエ市議(42)もそんな1人だ。彼女は住民投票の前、自身のツイッターに、

〈反対派のみなさん ウソは付きつくしましたか?〉

 と書き込んだことで物議をかもした人物でもある。

 住民投票はなぜ「否決」という結果になったのか。無論、様々な理由が考えられるが、「橋下ベイビーズ」たちがセクハラやパワハラといった問題を次々と起こし、「維新」のイメージ低下に繋がったこともその1つとして挙げられよう。そして、ここへきて流出したのは、ベイビーズの“ポンコツ”ぶりを改めて満天下に晒す写真――。

■「触診です」

 写真には男性の膝の上に座っている本田リエ市議が写る。男性は、同じく大阪維新の会に所属する田辺信広市議(49)である。場所は北新地の焼肉屋の個室で、出席者は本田、田辺両市議を含めて6人。いずれも大阪維新の会所属だ。

 件の会合のことを知る大阪維新の会関係者が言う。

「2年前の11月22日、市議会の委員会の打ち上げということで宴会になったそうです。スタートは夜7時か8時。2時間くらいした頃から本田さんが酔っぱらって田辺さんの膝の上に座ったりしてじゃれ合い始めたのです。確か本田さんも田辺さんもバツイチの子持ちだったと思います」

 で、田辺氏が本田氏の足の臭いを嗅いだり、抱き合って首筋に舌を這わせようとしたのだ。まさしく乱痴気騒ぎだが、極め付きが後ろから本田氏の胸を触っている医師でもある井戸正利市議(52)である。

「結局、焼肉屋に閉店時間までいて、2次会は近くのカラオケ屋。でもいきなり本田さんがモーニング娘。の『LOVEマシーン』を歌いながら吐いた。それでお開きになった」(同)

 さて、乱痴気騒ぎの当事者たちは何と言うか。本田氏は取材拒否。田辺氏は、

「(公序良俗に反する行為は)何もしていない」

 と言うのみである。

 井戸氏は当初、のらりくらりとシラを切り続けていたが、最後は観念したかのようにこう語った。

「飲み会の日、本田さんの胸を触ったのは事実です。でも揉んだわけではない。触診です。私も医者やからね。周りからわーわー言われて“じゃあ触診したるわ”いう感じやったんとちゃいますか。本田さんも嫌がってはいなかったし、親交が深まったんとちゃうの。奥さん? いますよ。こんな話、書かれたら怒られるに決まってる……」

 アホな乱痴気写真にアホな弁明。もはや「議員失格」と目くじらを立てて批判するのもアホらしい。

「ワイド特集 薔薇の棘 紫陽花の毒」より

週刊新潮 2015年6月11日号掲載

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