【実母が告白】表舞台から姿を消した女子プロレス「顔面崩壊」加害レスラー謹慎の日常

スポーツ週刊新潮 2015年6月4日号掲載

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 陰惨を極めた喧嘩マッチから3カ月。女子プロレス「スターダム」の試合で安川惡斗(あくと)(28)に重傷を負わせた世IV虎(よしこ)(21)は、無期限出場停止処分を受けて以降、公の場に姿を見せていない。近況をめぐり憶測も飛び交う中、実母が「謹慎生活」を語ってくれた。

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 タイトル戦が“私闘”と化したのは2月22日。その3日後、スターダムは会見を開き、世IV虎は茫然自失の態で謝罪した。感情のまま相手の顔面を執拗に殴打したことから、

「社内では『カウンセリングを受けさせよう』という話も出ましたが、結局本人と連絡が取れずじまいでした」

 とは、会見に同席した風香GMである。3月に入ってもスターダム側は、

〈誰とも会わない状態〉

 と明かしたほどで、体調はなお危ぶまれていた。

「私自身、未だに携帯もつながらず、ラインを送っても既読マークすらつかない状態。それが3カ月続いているのです」(風香GM)

 本人に代わり、都内下町に住む世IV虎の母親に聞くと、

「会見の後、私も心配だったので、新小岩で独り暮らしをしていた芳子(本名)を実家に呼び寄せたのです。最初は確かに自分の部屋に籠って、外部との連絡をシャットアウトしていたようです。試合の動画やネットの書き込みでも見たのか、ますます落ち込んでいました」

 プロレスの話題はしばらく“タブー”だったといい、

「せめて親だけは味方になろうと、冗談半分に『小さい頃から、やられたらやり返せって教えたものね~』と話しかけたのですが、表情は強張ったままでした」

■母に手料理を

 それも4月を迎え、ようやく落ち着いたという。

「日中など、自宅の居間で世間話をするようになりました。私は1年前から内縁の夫とカラオケ居酒屋を開いているのですが、店にもたまに顔を出し、洗い物を手伝ってくれたりもします」

 加えて意外なことに、

「あれで家庭的な面もあって、仕事を終えた私に夜食を作ってくれるのです。サバの味噌煮だったり、生地からカスタードまで全て手作りのクリームパンだったり……。今では近所の幼馴染の家に遊びに行ったりしています。『世IV虎のキャラ』を演じなくていいから、剃っていた眉毛は伸びっ放し。だから出かける時は、描いて整えていますね」

 が、いまだ今後については口にしないというのだ。

「『どうしたいの』と聞いても、こればかりは無反応。最終的には本人に任せますが、そもそもは小学生の頃、風香さんに憧れてプロレスを観に行き始めた。それが中学に入ってグレてしまい、私も校長室に度々呼ばれ、芳子と取っ組み合いもしょっちゅうでした」

 高校には進まず、17歳でスターダムに入団する。

「打ち込めるものに出会えて、プロレスには感謝しています。でも、目の前で頻繁に痛み止め薬を飲むのを見ていると、戻らずにこのまま家にいてほしい、という気持ちにもなるのです」

 世IV虎自身が大きく揺れ動いているのは“恩人”である風香GMの電話に出ないことからも明らかだ。

「復帰してほしいのが本心ですが、違う人生もまた、選択肢の一つだと思います」(風香GM)

 自ら沈黙を破るのは、いつの日か。

「ワイド特集 瀬戸際の歩き方」より