不倫相手がマスコミ釈明で破った「中川郁子」代議士との秘密の約束

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 おふたりは唇がふやけないんだろうか。そんなディープで不実な「連続路上キス」を本誌が報じたのは、3月頭のことである。中川郁子(ゆうこ)代議士(56)と不倫相手の男は、頓珍漢な「宇宙の摂理」とか「ソープ自慢」を語り、バカップルぶりを晒した。その後ふたりは秘密の約束を結ぶのだが、男の方がマスコミに釈明したばかりに、これが破られたから、さあ大変。

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 4月29日のことである。中川女史は、桜前線が到来した地元・帯広で、後援会の会合に臨んでいた。

「醜聞以来、中川さんがこちらへ入るのは初めてです。“お詫びのご挨拶をしながら仕事を通じてお返ししたい”と挨拶があった。ただ、特に婦人部からは、“これまで信頼していただけにショックだ”と言う声が出ていましたよ」(十勝連合後援会・矢野征男会長)

 ちょうどその日、不倫相手こと門(かど)博文代議士の姿は、今年で開創1200年の高野山にあった。現地で修行、ではなく、彼が所属する二階派の研修会に出席するためである。そして、メディアの取材を受けた分別盛りの49歳は、こうのたもうたのだった。

〈役職を持っていなかったため、いろんな公的なところで発信をできないこともあった〉

 これに怒り心頭だったのが、他ならぬ中川代議士である。

「ふたりは騒動について、揚げ足を取られることもあるから、“表立って一切答えない”と取り決めを結んでいました」

 と、永田町関係者が次のように打ち明ける。

「だから、彼の発言はこれを破ったことになります。彼女は、“不倫キスを蒸し返されたくない”とも強く願っていましたが、無下にされた恰好です」

 中川氏は、騒動発覚直後から東京医大のVIP病室に入院。期間は2週間、代金は100万円にのぼった。

「雲隠れしたことで随分叩かれましたが、それも不満そうでした。こんな状況に陥っても、門さんが彼女に手を差し伸べることはありませんでしたしね」(同)

■“これで済むと思うなよ”

 ひるがえって、門代議士は4月中旬から、地元・和歌山市内でお詫び行脚を続けてきた。

「博文に言いたいのは、“自分が蒔いた種なんやから自身で刈れ”ということ」

 とは、実父の門三佐博(みさひろ)・元県会議員である。依然として父上の怒りが鎮まる様子はないのだが、そんな“笑えない門”にも福は来たようで、

「三女は報道の2週間後に受験やったけれど、無事に第1志望の地元公立高校へ合格できました」(同)

 もっとも、門代議士ご当人の評判は芳しくなく、地元後援者によると、

「先月下旬、彼の事務所から封書が届いたんです。お詫びの言葉はありましたが、予算に関する報告書も付いていた。何のことはない、“みなさんのためにカネを取ってきたから、これで水に流してほしい”と言わんばかりでしたね。実際、“これで済むと思うなよ”と憤慨する支援者もいました」

 最後に、政治アナリスト・伊藤惇夫氏が、おふたりの吉凶を占う。

「門議員は小選挙区で2度続けて落選しており、公認には相当なハードルがある。これまでに大した実績もないので見捨てられても仕方ない。一方で中川議員は、慶大を今春卒業した息子が被選挙権を得るまでの“つなぎ”。そもそも期待度は低いのです」

 ふやけた唇に付ける薬は、簡単には見つからないのだ。

「ワイド特集 『五月ばか』に付ける薬」より

週刊新潮 2015年5月21日菖蒲月増大号掲載

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