「ツイッターを乗っ取られた」と嘘をついた精神科医「香山リカ」の精神構造

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〈携帯端末は常に身に付けているため、嫌なことがあったり怒りを覚えたりしたときに、一呼吸置かずに書き込んでしまう怖さがある〉と、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の危険性を新聞で警告していた精神科医の香山リカ氏(54)。でも、それは自分のことだった――。

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 発端は4月24日のCS放送『虎ノ門ニュース 8時入り!』(DHCシアター)での会話だった。

 この番組は月~金で日替わりのパネリストにニュースを語ってもらうというもの。当日は香山氏とジャーナリストの須田慎一郎氏、そしてお笑い芸人のサンキュータツオというメンバーで、話題にのぼったのは、青山繁晴氏(独立総合研究所社長)がパネリストを担当する日の視聴者がなぜか多いというものだった。

香山:まあね、信者みたいな人たちがね、いますからね。

須田:宗教だから。

タツオ:まあネトウヨもついてますからね。

スタッフ:追っかけでなくて毎回表にいらっしゃいますもん。(註・公開番組のためスタジオの外から見学できる)

タツオ:ハハハハハ! 仕事しろよ!

 これだけの会話だが、番組の関係者によると、

「この発言のあと、青山さんのブログに視聴者をバカにしているという趣旨の書き込みが寄せられたのです。そこで3人に連絡をして事情を説明しました。やはり、視聴者を揶揄するのはまずいという事で、香山さんからは謝罪のコメントも受け取っていたのです」

 そして4月30日、プロデューサーが番組冒頭で謝り、香山氏のコメントも読み上げられた。ところが、よせばいいのに香山氏はツイッターに逆ギレの投稿をする。

■しどろもどろ

〈まさかそこで青山さんを批判するほどはアホではありません。それなのに一部のまさに“信者”が鬼の首を取ったように騒ぎ始めました〉

〈(青山さんは)もとから「煽動」を得意(?)とする方のようです〉

〈つまんない仕事だけど6月までは続けようかと相談してます〉

 さらには青山氏の事を「下劣」とバッサリ。これでは事態を収めようとした局側も立つ瀬がない。そこで5月1日に放送された同番組で、今度はプロデューサーが香山氏を問い詰めると、しどろもどろの言い訳を始めたのである。

〈アカウントの、乗っ取りといっちゃあれですけども、そういうものも含めて、ちょっと今ソースを調査中ですので〉

 それなら警察に通報するべきだと迫られると、一転して自分が書いたものだと認め、ソフトの誤作動だと言い出す始末。結局、次回までに調査するということで番組は終了するが、香山氏からは番組への不満と降板する旨の手紙が局に送られてきただけだった。

 メディアコンサルタントの山本一郎氏が言う。

「香山さんは煽られ上等というか、ネットに向かうとハイになってしまうんですね。それにしてもツイッターを乗っ取られたなんて、言い訳としては稚拙過ぎますよ」

 一呼吸置かずにツイッターに書き込んでしまった香山氏。自分が寄せた冒頭の一文を読み直してみたらどうなのか。

「ワイド特集 『五月ばか』に付ける薬」より

週刊新潮 2015年5月21日菖蒲月増大号掲載

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