19年ぶりラブストーリー出演の「山口智子」 「小泉今日子からヤンキー臭を抜いたキャラ」と評判

芸能週刊新潮 2015年4月30日号掲載

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 出そろった「春ドラマ」。各局しのぎを削るなかでも話題性という点で言えば、『心がポキッとね』(フジ水曜22時)の山口智子である。何しろ、この人、50歳。あの『ロングバケーション』以来、実に19年ぶりのラブストーリー出演なのだ。コラムニストの林操氏は、

「今期の中で一番楽しみにしていたドラマ。演技派の阿部サダヲが主演、演出が宮本理江子さん、脚本が岡田惠和さんだから。お二人は小泉今日子主演の人気ドラマ『最後から二番目の恋』を手掛けていました。山口に関して言えば、私生活も充実しているし、年齢の割にキラキラした役を演じている。前向きで元気でズルいことはしない。彼女自身、小泉今日子からヤンキー臭さを抜いたキャラクターで、それがそのままドラマに投影されています」

 しかし、初回10・4%だった視聴率は、2回目で7・5%と激減。関係者は頭を抱えているという。上智大の碓井広義教授(メディア論)は、

「山口智子に関しては、人によって評価が全く違うと思います。甘えたような、ヘラヘラした喋り方の往年の山口節は、中高年層へのサービスのつもりでしょう。でも、画面の中の彼女は、役柄というより、良くも悪くも山口智子そのものに見えてしまう。『だよね~』という喋り方を聞くと、『アナタもう50だろう。ちゃんと喋ろうよ』と突っ込みを入れたくなります。このドラマでは邪魔になっている気がします」

 コラムニストの丸山タケシ氏もこんな意見。

「彼女は『昭和な演技がどうも……』という評判のようですね。要は古臭いということ。例えば、地団駄を踏んだり、缶詰を必死に開けようとしながら愚痴を零(こぼ)すあたりが、意図的なのかもしれませんが、バブルを引きずった芝居に見えるのでは。昔の彼女を知っていれば懐かしいとなるかもしれませんが、若い人には『なんだ、このオバサン』でしょうね」

 裏番組は『Dr.倫太郎』ということもあり、早くも視聴率回復は無理なんて声が出ている。危険水域の5%を切るのも時間の問題かもしれない。

「特集 数字が出そろった『春ドラマ』悲鳴と歓声の楽屋裏」より