ご近所に響き渡る「中川郁子」代議士と長女の怒鳴り合いの台詞

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 妻子ある同僚議員との激しい“路チュー”を本誌(「週刊新潮」)に激写され、苦しい言い訳を繰り返した中川郁子(ゆうこ)代議士(56)。あれから1カ月、喉元過ぎるのがお早いようで、国会を明るく闊歩されているようだが、その実、新たな問題に頭を抱えていた。

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 国会で虚勢を張ってみたところで、自分で蒔いたタネがタネだけに、簡単には刈り取れないようだ。

「統一地方選を迎えて、こちらでは誰も、中川議員の話題には触れないように気をつかっています」

 と、彼女の選挙区である帯広市の元市議が言う。

「自民党支持者と話しても、すぐに路チュー問題を引き合いに出されて、“自民党はどうなっているんだ”とお叱りを受けます。中川議員が応援演説などしようものなら、あらぬヤジが飛びかねないから、誰も彼女を呼ばないし、自民党の公認候補はみな、彼女が写ったポスターを外し、“中川隠し”をしています。騒動直後は、農水大臣政務官を辞めろという声も上がりましたが、触らぬ神に崇りなしで、最近ではそれすら言われなくなりました」

 そうなる前に、中川議員にも善処のしようはあったはずだが、

「週刊新潮の取材を受けた時点で、すぐに後援会に報告して謝罪すべきところを、さっさと東京に帰ってしまい、報告は電話ですませた。新潮の発売後も、真っ先に地元に出向いて説明すべきだったのに、入院してしまって機会を逸しました。そのうえ病室で喫煙までしていたとは、支援者も呆れ果てています」

 と、別の元市議も言う。

■「議員辞職しろ!」

 そして、もう1カ所、東京都世田谷区の中川議員の自宅でも、蒔いた“タネ”は大きく発芽していた。

「先日も、在京のテレビ局で報道記者をしている長女が、玄関先で母親に向かって“お前が議員辞職しろ!”と怒鳴りつけていたので、びっくりしました」

 中川家の近隣住人はそう証言する。ま、正論ではあるけれど、さすがに娘が母親に吐いたとすれば、穏やかではない言葉である。2人の間に、いったいなにが起きているのか。後援会関係者に尋ねると、

「郁子さんは、統一地方選が終わるまでは選挙区に入らないように、後援会幹部から釘を刺されていて、自宅にいる時間が長い。長女と顔を突き合わせる機会が増え、衝突しやすくなっているんですよ」

 と言うが、そこに至る伏線があるのだという。

「長女は、郁子さんが昭一さんの顔に泥を塗ったことに怒っているのはもちろんですが、実のところ、この母娘の間には、以前から禍根があったのです」

 それは、昭一氏が死去した直後にさかのぼる。

「実は、昭一さんの後継選びに際して、長女の出馬意欲もかなり強かったのですが、突如、郁子さんが手を挙げました。彼女はまだ未成年だった長男を後継者にしたいと考えていて、長女が当選したらその芽はなくなるから、自分が“繋ぎ”として政治家になろうと考えた。その結果、母親によって政治家への道を絶たれた長女との間に、大きな溝ができたのです。郁子さんは当選したばかりのころ、自宅に帰る前に必ず議員バッジを外すほど、長女に気をつかっていました」(同)

 そんな長女の怒りが再燃する契機になったのが、例の路チューだったというわけだ。さて、母娘のバトルについて長女は、

「会社員ですし、個人の判断だけでお答えすることはできません」

 と申しわけなさそうに語る。一方、郁子女史は、

「家庭内のことについてコメントすることは、いかがなものかと存じますが、ご指摘の事実はいずれもございません」

 と、素っ気ない回答を寄せるのみ。ともあれ、郁子代議士の長男への“繋ぎ”という思惑も、もはや崩れ去ろうとしているようで、

「次の選挙は、2018年以降に行われるのであれば、対抗馬に石川知裕氏が出てくるし、鈴木宗男氏の名もチラつく。22歳の長男の成長を待って禅譲する前に、彼女の議席すら厳しくなっています」

 と、十勝の自民党関係者。やっぱり、長女が勧めるように、議員辞職するにしくはないのではないか。

「ワイド特集 人間の証明」より

週刊新潮 2015年4月16日号掲載