「少年法」と「実名・写真」報道に関する考察

社会週刊新潮 2015年3月12日号掲載

 少年法には、罪を犯した少年の氏名や容貌を報じてはならないとある。だが、条文を墨守することだけが公益につながるのだろうか。そして、大人顔負けの蛮行に及んだ18歳は「少年」と言えるのか。少年法を乗り越えなくてはならない時もあるはずだ。

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〈顔や体のひどい傷を見て、どれほど怖かっただろうか、どれほど痛かったかと思うと涙が止まりません〉

 神奈川県川崎市の河川敷で惨殺された上村遼太君(13)の母親が出したコメントからは、悲しみというより、むしろ暴力と孤独にさいなまれていた遼太君の絶望感が伝わってくるようだ。

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