ド派手な生活の裏で寂しく泣いていた番長「清原和博」孤独の電話

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 チャンドラーの『ロング・グッドバイ』よろしく、ロールス・ロイスに美女を侍(はべ)らせるのは、ハードボイルド小説の流儀といえよう。革ジャンにサングラス姿の番長こと清原和博氏(47)が、そうやって夜の街で“クラブ活動”に勤(いそ)しむ姿は、本誌先週号で報じた通り。しかし、それでいて番長は離婚後の孤独に耐えかね、電話口で泣き声を漏らすこともあるという。

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「彼は強面のキャラクターで通っていますが、内面は繊細で、とても気を遣う男です。ときに、“番長を演じ続けるのは辛い。そこまで強い人間ではないから”とこぼしていましたね」

 と、さる芸能関係者が最近の事情を打ち明ける。

「ここのところ、あちこちに電話をかけ、身の上を相談しています。感情の起伏が激しいことがあり、陽気に話しているかと思えば、“全部なくなってしまいました”“何とか力になってもらえませんか”と言って、不意に泣いたりするのです」

 すべてを失ったきっかけは、他ならぬ昨年3月の薬物使用疑惑報道である。

「スポンサーが嫌気するので、テレビ番組や広告では起用できない。したがって仕事といえば、より小さなメディア出演や時折入るパチンコ営業くらい。疑惑が報じられて以降の収入は、微々たるものだった」(同)

 事実、今年に入ってからの目立った“露出”といえば数える程度。例えば『アサヒ芸能』(1月15日号)におけるテリー伊藤氏との対談、そしてこれまた同氏がパーソナリティーを務める、2月20日のラジオ番組出演がそれだ。

 ならば得意の野球でと行きたいところだが、解説者や指導者としての展望も開けそうにない。球界関係者によると、

「ナベツネこと渡辺恒雄・巨人軍最高顧問が、キヨのド派手な恰好などに眉をひそめていてね。紳士たる巨人軍のイメージにそぐわない不体裁というわけだ。球界のドンがそう考えているのだから、周囲は二の足を踏むよね。だから活躍の場が与えられることはほぼない」

■息子たちの手紙に

 先に触れた番長の電話口での言葉――。“全部”とはつまり、仕事や昨年9月に離別した家族、そして彼らと過ごした自宅マンションを指す。

「前夫人の亜希さん、長男、そして次男と過ごした部屋は150平方メートルもあり、独り身には広すぎる。そんなわけで、これを手放す決意をし、2月末には退去の予定です」(別の芸能関係者)

 前出のラジオ出演時に、

〈部屋の壁に貼ってある息子たちからの手紙を見るたびに、涙ぐんでいる〉

 と、いみじくも告白した通り、家族と離れて、改めてその存在感を意識することがあるようなのだ。

「この部屋を売却すれば1億5000万円ほどになる。そのうち半分強を、息子らの養育費の一括返済に充てる算段です」(同)

 種田山頭火の詠んだ「まつすぐな道でさみしい」は、This straight road, full of loneliness.と英訳される。この通り、寂しさでいっぱいの道を往く番長。その先を照らす街灯もまた見当たらないのだ。

「ワイド特集 狭き門より入れ」より

週刊新潮 2015年3月5日号掲載