田中麗奈 大胆な濡れ場シーンの報酬は「低視聴率女優」のレッテル

芸能週刊新潮 2015年1月29日号掲載

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 昨今の連ドラはドロドロ不倫劇が多いが、この人がそれを演じたのは意外であった。清涼飲料水「なっちゃん」のCMでブレークして以来、清純派を貫き通してきた田中麗奈。ずいぶん思い切ったものだが、惨憺たる視聴率に、女優生命まで危ぶまれる始末で――。

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 もっとも、あのCMが流れて17年が経ち、「なっちゃん」も今では34歳。

「その間、瑛太、吉沢悠、佐藤祐基、高橋一生……と数々の男性と浮名を流してきたから、女の色気はそれなりに出てきたはず」

 と、芸能事務所の関係者も評するようになって、挑んだのだった。1月8日にTBS系列で始まった「美しき罠~残花繚乱~」。そこで田中が演じるのは、上司との不倫に終止符を打って、いわくつきの結婚に向かおうとし、さらにドロドロの状況に巻き込まれていく主役のOLである。

 第1話が始まってわずか5分でベッドシーンを演じるなど、木曜21時という時間帯にしては大胆すぎるほどの、まさに捨て身の演技を見せた田中。先の芸能事務所関係者も、

「田中は『なっちゃん』のイメージが今も強く、代表作といえば、1998年公開の映画『がんばっていきまっしょい』のまま。でも、年齢からして、不倫をする役ぐらいできないとまずい。いわば崖っぷちで“脱皮”を狙ったのです」

 と言うが、肝心の視聴率は初回が6・0%。第2回で7・2%に上がったとはいえ、依然、かなりの低水準である。民放のドラマ制作関係者に聞くと、

「木曜21時台は米倉涼子が主演した『ドクターX』など、テレビ朝日系が強い。そこでTBSは、フジテレビ系でヒットした『昼顔』の二匹目のドジョウ狙いで対抗した。過去に『金曜日の妻たちへ』をヒットさせたTBSは、不倫ドラマのノウハウがあると自負しているんです。が、『昼顔』の初回視聴率は13・3%でしたから、完敗です」

■こんなに下手だっけ?

“お手本”との差は、台本にも顕著で、

「『昼顔』は不倫絶対反対の上戸彩が、流行の理系男子の斎藤工と出会って不倫にハマっていくところに今どき感があった。一方、『美しき罠』は、オッサンと恋し、毎回おでんを作り……。不倫ドラマも目新しさがなければ誰も見ません」

 そう語るライターの吉田潮さんは、田中のことも一刀両断する。

「“こんなに演技、下手だっけ?”という印象で、不倫している女性役にハマらず、不倫役に必要な熟した部分が感じられない。『なっちゃん』のイメージを壊したいなら、もっと早くやるべきでした。といって今も童顔で、5年後くらいのほうがよかった」

 だが、受けなければいけない理由もあった。別の芸能関係者が言う。

「田中は映画を中心に出演するうちに埋没し、“浦島太郎”のようになっていた。ところが、同じ事務所の稼ぎ頭だった香里奈が、ベッド上で大股開いた写真を写真誌に載せられ、仕事を干された。香里奈が復帰できるまで、田中が稼ぐしかなくなっていたのです」

 所属事務所は、

「数字は気にしていない」

 と言うけれど、世田谷の東京メディアシティで行われている撮影は、TBS関係者に聞くと、

「いたって淡々と進められ、盛り上がりは感じない」

 淡々としたドロドロ不倫なんて、そりゃあ「低視聴率女優」になりますって!

「ワイド特集 男の顔は履歴書 女の顔は請求書2015」より