「国生さゆり」と詐欺容疑で逮捕状が出た元夫 「1年半限定」結婚生活の疑問符

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 何を生業にしているのか判然としないのに、海外を転々とし、高級外車を乗り回す。警察がつかんだのは、そんな浮世離れした生活を送る「ヒルズの虎」の“黒い尻尾”である。女優・国生さゆり(48)の元夫の甲田英司(41)。警視庁が逮捕状をとった詐欺容疑の背景、そして2人の結婚生活についた「疑問符」とは……。

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 甲田にかけられた容疑は、

「2013年4月、所有する高級車ランボルギーニに自分で傷をつけ、“誰にやられたか分からない”と偽って、保険会社から約925万円を騙し取った、というものです」

 と、社会部デスク。

「警視庁は1月15日までに甲田と結託した車の修理業者ら4人を詐欺容疑で逮捕。甲田についても逮捕状をとり、その行方を追っているところです」

 甲田が国生と結婚したのは12年2月、離婚したのは翌13年9月である。すなわち、甲田は国生と結婚していたまさにその時期、犯罪に手を染めていたことになるのだ。

「甲田さんは周囲に、“事故ったら俺に相談しろ。現金を戻してやる”と言って回っていたようです。で、彼に相談すると、実際の修理費用より高い金額で修理業者に見積もりを出させて、その金額を保険会社に請求するのです」

 そう話すのは、自動車業界関係者である。

「事故を起こした本人は、支払われた保険金と実際の修理費用との差額を手にできる。甲田さんはそこから仲介料をもらうというわけです。今回の事件は、それを人の車ではなく自分の車でやったという構図ですね」

■“恋愛感情はない”

 甲田がマスコミの注目を集めるようになったのは07年頃からである。「ヒルズの虎」と題する自身のブログに華やかな生活ぶりを綴り、『成り上がれ!』という本まで出したが、

「なぜ金回りが良いのか、周囲では不思議がられていましたね。知人のトラブルに介入して金を巻き上げている、なんて評判もありました。また、資産家に飛行機の購入を持ち掛け、高値をふっかけて自らも共同所有者におさまり、いつのまにか自分のものにして売り飛ばす、といったこともやっていたようです」

 そう話すのは、甲田のことを知る関係者。

「国生との結婚についても“偽装結婚”と揶揄されていた。落ち目の国生は結婚で話題作りができる。甲田は結婚によって自分の名前を売ることができる。互いの利害が一致しての結婚だったというわけです」

 実際、甲田の知人は、

「国生と結婚する前、甲田本人が“恋愛感情はない”“2年で離婚するつもり”と言い切っていました。“キムタクと会うために国生と結婚する”とも話していましたね」

 として、こう語る。

「国生と結婚するのは、キムタクと会えるくらいの芸能界人脈を築くためだ、というわけです。実際、彼は芸能界人脈を“商売”に使っていた。田舎の金持ちに投資話を持ち掛ける際、事前に小遣いを渡してある芸能人に“あ、社長!”と声をかけてもらう。それによって彼らを信用させるのです」

 甲田の父親が慨嘆する。

「今回の事件が事実なら本当に情けない。早く出頭して、これからはまともな人生を歩んで欲しいです」

 破滅すべくして破滅した「成り上がり」人生――。

「ワイド特集 男の顔は履歴書 女の顔は請求書2015」より

週刊新潮 2015年1月29日号掲載

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