亀のように歩む「前田敦子」セクシー路線

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 前田敦子(23)がAKB48を卒業し、本格的な女優活動を始めたのは、2012年8月末のこと。これまでNHKドラマ『あさきゆめみし』の“八百屋お七”や、映画『もらとりあむタマ子』の“ニート娘”役などでキャリアを積んできたが、最近の役柄にはある傾向が……。

「今年に入ってからの出演作は早くも2つで、ひとつは1月18日から始まったドラマ『翳りゆく夏』(WOWOW)にて過去の誘拐事件の鍵をにぎる風俗嬢の役。そして1月24日公開のR15指定映画『さよなら歌舞伎町』では、業界人と枕営業をするミュージシャン志望の女の子を演じています」(芸能記者)

 どちらもセクシャルな役どころと聞けば、いよいよと期待も膨らむが、

「残念ながらと言うべきか、映画はラブホテルでセーターを脱ぐところで場面転換となります。ドラマも第1話を観る限り、肌の露出は多いものの、裸になるシーンはなさそう」(同)

 いわゆる“体当たりの演技”はナシで、敦(あっ)ちゃんファンはひと安心。が、先日行われた『さよなら~』の会見では、“今後セックスシーンの注文があったら”との問いに、“作品のためなら抵抗なし”と答えている。

「映画もドラマも観ましたが、彼女は良い意味でゆるい、“流されちゃう”役が似合いますね。キャスティングする側も分かってて依頼しているのでしょう」

 とは、映画評論家の北川れい子氏。

「そして、際どい役でも引き受ける彼女も偉い。最近は、女優一本でやろうという子は堂々と脱ぎますし、にっかつロマンポルノのアイドルだった美保純(54)が『あまちゃん』でNHKに出るくらいですから、ヌードに社会の抵抗がない。その点、前田さんは脱いでも違和感のない雰囲気のある女優。ひょっとすると10年後にはヌードになって寺島しのぶ(42)路線を歩んでいるかも。美人過ぎない、ってところも似ていますし」

 亀の歩みで、そっちの方向へ。

週刊新潮 2015年1月29日号掲載

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