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東京駅 開業当初、駅弁屋は一軒もなかった 東京駅「100年」人と歴史とトリビア(1)
開業100年を迎えた東京駅は、現代史の縮図のような場所である。震災に遭い、テロが起き、空襲で焼け、占領軍に使用され……。だが一方で、わかって楽しい、知って得する秘密のトリビアも多々。そんな東京駅の多彩な顔を、交通ライターの杉崎行恭氏が一挙解説!
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2014年12月20日、東京駅は開業100周年を迎えた。大正3年(1914年)から刻まれてきた東京駅の1世紀という時間には、日本の現代史がそのまま重なっている。
一昨年には赤レンガの丸の内駅舎が復元され、観光名所としても賑わう東京駅は、時代ごとに実に多様な顔を持つ。...
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新幹線運転士が独断でダイヤを変更?! そのワケとは
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現在は写真家・ライターとして活躍する元新幹線運転士のにわあつしさんは、高らかに宣言する先輩に、とっさに聞き返したといいます。
「はあ、花火大会は大阪に着いてからですか?」
「大阪に着いたら終わってるよ! 熱海だよ」
昭和50年代の東京駅。新大阪に向けて出発する、ひかり181号、0系運転台での、運転士ふたりの会話です。
先輩はその言葉通り、熱海まで速度制限ぎりぎりの速度で飛ばすと、こだま号の熱海停車と同じように速度を調整して、ブレーキをかけたそうです。...
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