発展の歴史は「丸の内口vs.八重洲口」 東京駅「100年」人と歴史とトリビア(3)

社会週刊新潮 2014年12月25日総選挙増大号掲載

 開業100年を迎えた東京駅。関東大震災にも耐えた駅舎を米軍の爆撃が襲った。その後の復旧、発展にまつわる秘密のトリビアを交通ライターの杉崎行恭氏が解説。

■八重洲の繁栄と地位逆転

 昭和20年5月25日から26日にかけての米軍機による夜間爆撃で、東京駅はほぼ完全に焼失する。その現場を目撃した作家の内田百閒は「煉瓦の外郭はその儘あるけれど、窓からはみな煙を吐き、中には未だ赤い焔の見えるものもある」と『東京焼盡(しょうじん)』に書いている。

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