学習院中退の批判を封じて見せた秋篠宮家「佳子さま」の計算

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 清楚で愛らしい容姿が人気の秋篠宮家の次女・佳子内親王殿下。遂に、二十歳を迎え、新年の一般参賀に初めてお出ましになる。

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 皇室担当記者が説明する。

「二十歳のお誕生日である12月29日、佳子さまはミキモトのティアラやローブデコルテなどで正装して両陛下へご挨拶されます。そして1月2日の新年一般参賀では遂に“お手ふりデビュー”されます」

 今後更なる旋風を巻き起こしそうな佳子さまだが、実は、学習院を中退して4月から国際基督教大学(ICU)に通われることについて、一部で“批判”も囁かれていた。

「2年間の学費を捨てて、入学金を改めて払うことになるわけですからね」

 と語るのは、元宮内庁職員の皇室ジャーナリスト、山下晋司氏である。

「たしかに、内親王殿下の学費も元は税金です。ただ、間違えてはいけないのは、それは宮廷費ではなく皇族費からの支出であるということ。“御手元金”という、各宮家につきいくらと決まっている枠から捻出するのです。つまり、秋篠宮家の家計内の話であって、決して国民の負担が増えるわけではないのです」

■終業式はセーフでも

 でも一方、さる皇室ウォッチャーはこう指摘する。

「佳子さまが入学された学習院大文学部教育学科は、佳子さま入学と同時に創設された学科。学習院は否定していますが、佳子さまのために作ったことは明白。そんな学習院の努力もご忖度いただきたい、との声がある」

 だが、これについても、

「学習院は元々学部が少ない。それゆえ、高円宮承子さまが学習院女子を中退してエディンバラ大、早稲田大へ、妹の絢子さまは城西国際大へ、佳子さまの姉・眞子さまがICU進学、と皇族の“学習院離れ”を招いたのです。旧態依然として学科新設を怠ってきた学習院の方が悪い」(先の記者)

 学習院に同情の声が寄せられないのには、あの問題も影を落としていた。

「愛子さまの不規則登校ですね。1学期はテスト期間中に2日休み、終業式も欠席。2学期は終業式こそ遅刻寸前の滑り込みセーフでしたが、テストは2日お休みされました。その後、お友達と東京ドームの遊園地に遊びに行かれていますから、ご体調不良とも思えない。かつての学習院は皇族にも厳しい教育を施していたのに、今は愛子さまを優遇し、指導に手をこまねいている有様です」(同)

 はからずも、愛子さまのお振舞いのおかげで、佳子さまが自由に進路を選ばれているというわけだ。

「14年の一般参賀で佳子さまは、訪問者と同じ場所からご様子をお勉強されていました。学習院中退後もブラブラしているのではなく、成人後の公務の準備をされています」

 と語るのは文化学園大学客員教授の渡辺みどり氏。

「ご家族の幸せな肖像を国民に示すのも、皇族の大切なお仕事。仲の良さそうな秋篠宮ご夫妻の前に、振袖姿の眞子さま、佳子さま、真ん中には悠仁さまそんな睦まじいお写真を見て、誰が“税金の無駄遣い”と言うでしょうか」

 ご一家の露出が益々増える……そんな予感の未(ひつじ)年。

「ワイド特集 羊の皮を被った狼 虎の皮を着た羊」より

週刊新潮 2015年1月1・8日新年特大号掲載

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