取り壊される、安部公房『砂の女』の生まれた家

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 作家・安部公房が35歳で新築し、以来20年間あまりを過ごした調布の家が、この冬、取り壊されることになった。
『砂の女』、『他人の顔』、『箱男』など数々の名作を生み出す拠点となった空間は、没後20年を経たいまもなお、作家の面影を色濃く残している。その最後のたたずまいを記録したグラビアが28日発売の雑誌「考える人」2014年冬号に発表される。

 安部公房が中野区野方の借家から、調布市入間町(現若葉町)に構えた新居に引っ越したのは、1959(昭和34)年4月だった。...

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