超問題作『ねじ式』を書いたつげ義春氏 27年間の休筆のワケ

アート芸術新潮 2014年1月号掲載

 1964年、伝説的なマンガ雑誌「月刊漫画ガロ」が創刊した。当時一世を風靡していた週刊少年漫画誌とは一線を画し、マンガ表現の可能性を追求するような野心的でマニアックな作品が並んでいた。そのなかでも多くの著名人や芸術家そして同業のマンガ家達に衝撃を与えた一人の作家がいた。つげ義春氏である。

 つげ氏の作品は多くの人々のマンガ観を揺るがし、その高度な画力でマンガ表現の幅をどんどんと広げ、斬新で誰も見たことのない世界を生み出していった。

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