100歳まで「働く」意欲/『ハリウッド検視ファイル』 【書評】

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 野口先生と4名の米国人法科学者とともに中国を2週間ばかりご一緒させていただいた。2006年11月のことである。目的は浙江省杭州の浙江警察高等専門学校(現浙江警察学院)で開催される国際法科学最新技術ワークショップでの講演であるが、人選は野口先生に任されていた。共催である中国法医学会の会長劉耀氏がかつて米国へ留学、ロスの検視局で中毒分析を学んだ、いわば野口先生の弟子の1人であることも関係している。北京、杭州、上海を巡る大旅行であったが、その時は、米国での熾烈な生存競争の痕跡など微塵も感じさせない、妻を労わる温厚な老科学者といった風情であった。

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