意識を作り出すのは皮膚?/『皮膚感覚と人間のこころ』

IT・科学

 さまざまな「思い込み」を覆してくれる一冊である。
 多くの人は、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感のうちで皮膚が担うのは触覚だと思っているはずだ。ところが本書は、「皮膚には視覚・聴覚はもとより、電磁波まで感知し、それらの情報処理も行う機能がある」と最新の研究成果を紹介する。さらには、ストレスホルモンや愛情ホルモンであるオキシトシンも皮膚で合成・放出されているとも。これらは、主に脳が担っているとされる機能である。
 となると、大きな問題が生じる。「心はどこにあるのか?」という問題である。

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