「プライべートジェットのお金をセキュリティに充てていたら…」 GMO熊谷代表の「金満生活」 ジェット機は「イーロン・マスクも所有した100億円超のモデル」

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イーロン・マスクも所有した100億円超のプライベートジェット

〈大統領のように働き、王様のように遊ぶ〉

 2022年の暮れ、熊谷氏はこのフレーズを掲げ、自身のSNSにこう綴った。

「30年以上前のCMキャッチコピー。当時20代の僕はこのキャッチのような人生を送ろうと決めた」

 バブル絶頂期の1980年代後半に流れた強壮ドリンク剤のCMである。タキシード姿のトランぺッター日野皓正が外国人の男女とはしゃぎながら、ヘリで夜の都会を遊覧する――あの映像を覚えている読者もいるだろう。

 三十余年後、彼はその夢を文字どおり手にした。

 今回紹介するのは、自身の愛称「KUMARK(クマーク)」を冠した“乗り物”の一部だ。自家用ヘリに大型クルーザー、ジェット機……。

 たとえばジェット機〈SKY KUMARKIII〉の機種名は「ガルフストリームG650ER」。イーロン・マスクやジェフ・ベゾスも所有した最高級機だ。発売当時はプライベート機最速と最長の航続距離を誇り、新造価格は今のレートで100億円超。維持費も年に数億円とされる。

 しかも熊谷氏は、ヘリと飛行機の操縦免許に1級船舶免許まで取得し、ヘリでは自ら操縦桿を握る。

 その熊谷氏が11月2日、会見場で目に涙を浮かべた。不正アクセスを受け顧客情報を守れなかったと詫びる会見だった。大統領のように働き、王様のように遊んだ男が、その果てに流した涙。

 しかし、もし“王様の遊び”の金が本業のセキュリティに充てられていたら……。

 泣きたくなるのは、むしろ被害者の方ではないだろうか。

週刊新潮 2026年11月12日号掲載

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